土地にはそれぞれ「建蔽率(建蔽率)」「容積率」が定められています。
●建蔽率とは
ある土地(敷地)の面積と、そこに建築された建物面積の割合のことです。
40坪の土地で建蔽率50% だった場合、
40坪×0.5=20坪 で
その土地には 20坪の建物面積まで建てられるということです。
ここでいう建物面積とは
「建物を真上から建物を見下ろした時の広さ」となりますので、
1Fが2Fより広い場合は1Fの面積になりますが、
2Fのほうが広い場合は2Fの面積になります。
●容積率とは
敷地の面積と、建物の延べ床面積(全フロアの合計面積)の割合です。
40坪の土地で容積率が200%だった場合
40坪×2=80坪
となり、延床面積80坪までの家づくりができるということになります。
しかし、「容積率の前面道路制限」というルールモ適用されるので、注意が必要です。
「容積率の前面道路制限」とは
敷地に面している道路の幅(幅員)が12m未満である場合、その幅員に定数(0.4など、地域による)をかけた数字の方が小さいならば、その数字が容積率の上限になるというものです。
例えば
・40坪で容積率の上限が200%に指定されている土地
・土地は4mの道路に接していて、定数は0.4である
この場合、
4m×0.4×100=160% となり
容積率の200%より小さい160%が採用され、
40坪×1.6=64坪 となり
実際には容積率の計算80坪より小さい、64坪の延床面積までしか建てることができません。