無垢とは無垢材のことで、自然の樹木を切り出しそのまま使っている素材です。一方フローリングによく見られる集成材は、切り出した木を接着剤でつけて適当な大きさに合わせています。無垢材は自然の温かみを感じられます。
◆無垢材のメリット
○結露が生じにくい
木が呼吸することはよく知られています。調湿機能を持っているため、周囲の湿度が高くなると湿気を吸収し、乾燥すると水分を放出します。木をふんだんに使った室内は、結露が生じにくく、穏やかで快適な環境を保ちます。まさにお年寄りやお子様に優しい、時代にふさわしい住まいといえます。木の持つ調湿機能は室内の湿度を最適といわれる60~70%に保ちます。そのため、カビの繁殖やダニや細菌の原因のひとつとなっている結露を防ぐことができるのです。また、室温も快適に保ちます。
○家屋の寿命が長い
日本の木造住宅が建築方法やメンテナンスによって、百年・千年単位で建ち続けることが可能だという事実は、多くの建造物が証明してくれています。鉄筋コンクリート(RC構造)の耐用年数はキチンとした設計である前提で50~60年と言われています。