家づくりについて

注文住宅と建売住宅の違い~「仕様」編

建売住宅と注文住宅の違いとして「仕様」変更の自由度があります。

 

例えば、

「キッチンをオシャレにしたい」

⇒キッチンをステンレスから人造大理石に変更

 

「壁紙を体にやさしいものにしたい」

⇒ビニールクロスから塗り壁へ変更

 

「窓にシャッターをつけたい」

⇒シャッター付きサッシへ変更

 

「お風呂掃除を楽にしたい」

⇒自動洗浄機付きユニットバスに変更

 

「屋根を和風にしたい」

⇒屋根材を和瓦に変更

 

「庭に楽に出たい」

⇒勝手口を追加

 

「屋根から明かりを取り込みたい」

⇒トップライト(天窓)を追加

 

などなどです。

 

グレードや機能を変えることで、使い勝手や見栄えが変わってきますし、大切にしたい生活の実現につながります。

 

10の家族があれば10のライフスタイルがあります。「一般的な仕様」から、我が家らしく変更することができるということは、多くの時間を過ごす家づくりにおいてとても多きなメリットといえるのではないでしょうか。

キッチンの仕様

ご近所さんと気まずくならないために

現代では隣近所とのつながりが薄くなってきたと言われていますが、それでも災害など、いざというときに助け合う、隣近所とのつながりは大事です。

 

だからこそ、家を建て住む前・土地を買う前に、隣の家にどんな人が住んでいるのかを知ることは、とても大切ですし、逆に、ご自身が家を建てる際にもお隣に配慮をしたり、気を付けたりする必要もあります。

 

例えば自宅のリビングに大きな窓があり、その先に隣のおうちのリビングの窓があったりすると、お互いが窓を開けた時に目が合ってしまい気まずいものです。

 

そのような場合は、目隠しを付けるほかに、その部分の壁を斜めに設計することで目線をそらしたりすることができます。

 

新居に住みはじめた後に長くお付き合いしていくお隣さんなので、ストレスなく暮らしていけるよう、家づくりの段階から気を使っていきたいものです。

 

また、近隣にトラブルメーカーとなるような人が住んでいないかや、町内会の活動などを知っておくこともチェックしておくことも大切です。

 

敷地だけでなく近隣調査もしっかりサポートしてくれるか、住宅会社に確認しておきましょう。

近所

将来の子育てに向けて

「今は子供が1人だけど、将来的にはもう1人も考えている」「でも実際にどうなるか、今の時点では・・・」といった場合に「子供部屋を2つ作っても、お子様が1人のままであった場合、作った部屋が無駄になってしまう。」「でも1つしか作らなかったら、2人目が生まれたときに部屋が足りなくなって困ってしまう・・・」と、悩まれるご家族は多くいらっしゃいます。

 

せっかくマイホームを建てるのであれば、悩みを解決し、ご家族の幸せな未来に柔軟に対応できる家づくりが良いです。今回のようなお悩みの解決策の1つとして、入り口が2つある子供部屋というものがあります。ポイントは部屋の真ん中に下がり壁を作っておくことです。部屋の真ん中に下がり壁を作っておくと、後からでも壁を追加することが簡単に出来ます。

 

将来ご兄弟姉妹ができた際に、簡単に部屋を2つに分けることが出来ます。「完全に2つには分けたくない」という場合は、壁ではなく、アコーディオンカーテンなどで仕切ることも可能です。

この際、仕切りを追加する際にかかる費用などは、必要になってからではなく、「家を建てるとき」に見積もっておくと良いです。家が完成し、住宅ローンがスタートしてから発生する、住まいについての追加出費は、お客様の生活を圧迫してしまう可能性があります。家を建てた後の生活まで見据えたお話は、家を建てる前にしておくのが良いです。

 

家は人間と同じで怪我もしますし、病気にもなります。家のことを何でも相談できる親戚が1人できたと思って住宅会社とお付き合いし、お子様の成長に合わせてアレンジできる家づくりで、将来的な暮らしまで見据えた家づくりをご相談すると良いでしょう。

プラン

家の劣化を防ぐには?

「劣化を防ぐ」とは難しい表現ですが、簡単に言えば建物の耐久性、長持ちのことです。
品確法では建物の耐久性を3等級で区分しています。

 

例えば、等級3では、「構造矩体(くたい)が3世代(75~90年)もつ程度の対策」という表現を使っていますし、等級2では、「構造矩体(くたい)が2世代(50~60年)もつ程度の対策」とも説明されています。

 

ただ、この対策を全て行ったからといって現実に3世代90年近くも建物を持たせることは、この規定にない木材の材種や施工レベル、金物のサビなどの影響や完成後の定期的なメンテナンスの度合いによって変わってきますし、90年も何もせずに持つことはありえません。

 

少なくとも基準法レベルの建物よりは建物の耐久性が高くなり、現在の最長のローン年数35年の寿命を全うできるような仕様となることは間違いありません。しかし、この等級を3にしたから、建物は勝手に3世代持つと考えるのはやはり無理があります。

 

家には、屋根や外壁の経年劣化、サッシの寿命、設備の老朽化など、メンテナンスが必要なものが数多くあります。そのため、維持管理の等級も高くし、メンテナンスのしやすい平面プランをプロと一緒に考えておくことも大切なことです。

家の劣化を防ぐ

家づくりで失敗した…第1位は窓

ある調査によると、家を建ててから「こうしておけば良かった」と後悔した事の第一位は、「窓が大きすぎた」「窓が多すぎた」というものだそうです。

 

プランを作っているときや、完成したときにはなかなか分からないのですが、いざ使い始めてみると、実は窓を作ったがために収納や物が置けなくなっている場所があちこちに事が分かります。

 

窓を大きく取るか、小さな窓にするかは、実は、今住んでいる住環境に大きく作用されてしまうのです。暗い、日当たりの良くない環境に住んでいる人は、例外なく、『とにかく明るい家が欲しい』という思いが強いので、窓を大きく多く取りがちです。

 

反対に焼け付くような西日に閉口していた人は、窓を小さくとるという傾向が強くなるのです。

 

そして、あまりに明るさばかりを意識しすぎた結果、「あそこにもここにも窓を! 」と窓だらけのプランをつくり、壁のない家、家具の置けない部屋が出来あがってしまうことになります。生活をしてみて始めて壁の無い不便さに気がついたときには時すでに遅し、というわけなのです。

 

図でも、窓を取った場合と少なくした場合の家具を置けるスペースを比較していが、壁があると無いとでは大きく違ってくるのがお分かりいただけます。

 

『明るい部屋が欲しい!』と思っている人は、チョット一呼吸して考えてみましょう。

 

窓は単純なようで、採光、防犯、通風換気、プライバシーとその人の生活そのものが現れる大切なプラン要素であることを忘れないでいただきたいと思います。

窓と間取り

住宅ローンと家計

住宅ローンを組まれる方は、月当たり平均10万円、年間では100万~150万円程度の返済としている方が多いようです。ただ、それ以外にも、家計では必要になってくる「固定費」というものが多々あります。

 

例を挙げると、

<水道光熱費>

上下水道料金・・・6~7万円/年

ガス料金・・・7~8万円/年

電気代・・・13~15万円/年

〇合計・・・25~30万円/年

 

<通信関連>

携帯代・・・15,000~30,000円/月(2名分)

インターネット料金・・・2,000~4,000円/月

固定電話代・・・2,500~3,000円/月

〇合計・・・2~4万円/年

 

<テレビ関連>

ケーブルテレビ・・・2,000~5,000円/月

NHK・・・15,000~25,000円/年

〇合計・・・4万~10万円/年

 

<車関連>

ガソリン代・・・10~15万円/年

自動車税・・・1~6万円/年

車検費用・・・3~10万円/年

自動車保険・・・5~6万円/年

〇合計・・・20~40万円/年

 

<保険関連>

生命保険・・・40万円/年

 

もちろんこれらの中には、車関連など、ご家庭によっては必要の無いものもあるかもしれませんし、逆にお子さまの教育費関連など、これ以外に必要になってくるものもあるかもしれません。

 

大事なことは、住宅ローンや住宅関連の保険・税金などをそれだけで捉えるのではなく、家計の中の固定費の一環として捉えることだと考え、それらを含めた資金計画を立てていくことです。

 

家づくりのための資金計画ではなく、ご家族の人生のライフプランニングの一環として家の予算、住宅ローン計画を考えてみてください。

住宅ローン

注文住宅と建売住宅の違い【間取り】編

注文住宅と建売住宅の違いとして「間取り」の違いがあります。

 

注文住宅では、建売住宅と違い、間取りを自由に決められます。ご家族のライフスタイルに合わせた家を作れるということです。

 

例えば、バスルームは1階、という感覚は強いですが、2階にすれば、一番ご家族が長く過ごす1Fリビング周りにファミリークローゼットを設けたり、テレワークスペースやお子様の学習スペースを確保するなど、よりご家族がコミュニケーションをとれる間取りも可能です。

 

アウトドアなことが好きなご家族は、玄関の収納スペースを大きめに取るなど、ご家族のライフスタイルに合わせた間取りを作ることで、より豊かな生活につなげることができます。

 

一方建て売り住宅は、世の中一般的によくある間取りとなります。多様な個性的なライフスタイルを持つ新しい世代のファミリーにとっては物足りないかもしれません。その分手軽さ、価格の安さがメリットですので、どちらの家づくりがよいか、検討してみてください。

 

 

間取り
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